isalnum関数は、指定された文字が半角の英字または数字であるかを調べます。英数字は’0’~’9’、’a’~’z’、’A’~’Z’の62文字です。

#include <ctype.h>
int isalnum(int c);

cは、チェックしたい文字を指定します。int型ですので注意してください。

戻り値として、引数の値が英数字であれば0以外を、そうでなければ0を返します。

次の例題では、isalnum関数の引数を明示的にint型に型変換(キャスト)していますが、型変換を指定していない場合は自動的に変換されます。

プログラム 例

#include <stdio.h>
#include <ctype.h>

int main(void)
{
  int    loop_cnt;
  char   in_data;

  for (loop_cnt = 1; loop_cnt <= 5; ++loop_cnt) {
    printf('1文字の英数字を入力してください ==> ');
    scanf('%c%*c', &in_data);

    /* in_dataの値が英数字だったら0以外が返る */
    if (isalnum((int)in_data) != 0) {
      printf('英数字です\n');
    }
    else {
      printf('英数字ではありません\n');
    }
  }

  return 0;
}

例の実行結果

$ ./isalnum.exe
1文字の英数字を入力してください ==> 1
英数字です
1文字の英数字を入力してください ==> a
英数字です
1文字の英数字を入力してください ==> A
英数字です
1文字の英数字を入力してください ==> @
英数字ではありません
1文字の英数字を入力してください ==> ?
英数字ではありません
$